私達は、今年二度目のラスベガスツアーへ行って来ました。 前回ラスベガスを訪れた時は、まだ遠くの山々に雪が残り肌寒い時期でしたが、 この時期のラスベガスは、まだまだ日差しが強く残暑厳しいといった感じでした。 ダラスの暑さに比べたら歩いて観光できるだけましなのかなぁ。といった感じです。 ただ、ラスベガスの方が周りが砂漠に囲まれているだけのことはあって空気が乾燥していました。 たった3泊4日の滞在だったのですが肌荒れや喉の痛みに苦しみました。 今年は、冬と夏の2回、ラスベガスを訪れましたが、あちこちのホテル巡りをしたい方は、夏より冬がお勧めですね。 まぁ、モノレールやバス、タクシーを利用して観光する人にはどちらでも良いのかもしれませんが。 今回の旅の目的は、日本からのツアーでやってくる両親とラスベガスで会い自由行動の2日間を一緒に過ごす為でした。 でも、それだけではあまりにも内容が薄いのでラスベガス観光の他にグランドキャニオン観光をすることにしました。 |
私達は、Flamingo Hilton HOTELにチェックインを済ませ、ホテル内にある「HAMADA OF JAPAN」で昼食をとりました。 Dallasで暮らしているとどうしても日本食に目が行ってしまいます。 Las Vegasだったらロスに近いだけあって美味しいものが食べられるかなぁ。と期待してしまうんです。 ちょっと遅めの昼食だったので、お腹はペコペコ! まずはどこででも食べられそうな、ラーメンと天丼を頼みました。 なんで? と日本の方は思うかもしれませんが、日本では普通に食べられる物がなかなか食べられなかったりするんです。 お味の方は、ラーメンはしょう油ラーメンを頼んだのですが、スープがいまいちで薄味でした。 だしはきいていたのですが、ラーメンのスープではないかなといった感じがしました。 でも、Dallasの日本食レストランで食べたラーメンよりはラーメンに近かったです。 天丼は、丼ダレが少々甘いかなぁ。と思いましたが、まだ食べられる一品でした。 ただ、天ぷらは日本の物とは違います。 Dallasで天ぷらを頼むと大抵、海老、ヤム(さつまいも)、キュウカンバ、人参が出てきます。 キュウカンバは見た目大きなきゅうりといった感じですが、食べるとナスに近い味がします。 ヤムは、オレンジ色のサツマイモで味はサツマイモというよりかぼちゃに近いと思います。 今回、ここで食べた天ぷらには、おなじみの海老、ヤム、キュウカンバの他に珍しいものが一品入っていました。 それは、ブロッコリーです。私はアメリカに来て初めてブロッコリーの天ぷらを食べました。 お味は? というと、これは天ぷらに向かないでしょう。というものでした。 この店の板さんは日本人なのですが、舌がだいぶアメリカに慣れてしまったようです。 それでも、日本食を食べた〜という満足感は味わえたのでいい店でしたよ♪ |
ゆっくり昼食をとった私達は、待ち合わせの時間まで少し時間があったのでBellagioの噴水ショーを見に行きました。 Bellagioは、Fulamingo Hilton HOTELから徒歩で行けるところにあり、待ち合わせ場所のParis HOTELの向かい側に位置しています。 ストリップ沿いに広がる池の中には、1000を超える噴水口があり、70m以上の高さまで噴き上げる水と光によるショーが道行く人の目を楽しませてくれます。 噴水ショーは夜はとっても美しいのですが、日中でも見ることが出来ます。 1回のショーは5分ほどですが音楽に合わせた水のダンスがとても素敵で、見る人をとても涼しい気分にさせてくれます。 暑いLas Vegasならではの贅沢な演出です。 |
私達は、待ち合わせ場所であるParis HOTELのロビーへ向かいました。 Paris HOTEL内の案内板はフランス語で書かれている為、フランス語がわからない私達には、何の役にもたたない案内板でした。 ロビーで待っていると、日本人観光客が多く目に付きました。 その多くが、日本人の添乗員付きのツアーに参加しているグループでした。 私達はそんな楽チンなツアーをしたことがないので、若いのになんて贅沢な旅行をしてるんだろう。と羨ましく思いました。 Dallasに住んでいると日本人なのか韓国人なのか見分けがつかないことが多いのに、観光地に行くと妙に着飾った東洋人は大抵日本人なのですぐにわかります。 1時間以上ロビーにいたでしょうか。もしかしたらロビーの場所がわからなくて迷っているのでは?と思った私はホテルの中を見て回ることにしました。 すると、日本人の集団の中に今ホテルに着いたばかりのような両親の姿がありました。 なんとか無事落ち合うことができホッとしました。 このホテルには、私達が待っていたロビーとは別に団体用のロビーがあることをそれからしばらくして知りました。 案内板が読めないことでこんなに不便を感じたことは久しぶりでした。 このホテルは1年前にオープンしたというだけあり、内装はとても綺麗でフランスのパリをテーマにしたホテルです。 ホテルの部屋は広く、シャワーと浴槽が分かれていて使いやすそうでした。 ただ、窓からは景色がまったく見えない為ちょっといまいちかなぁという印象を受けました。 これで、窓からBellagioの噴水ショーが見えたら完璧だったのに! でも、そういう部屋はVIPが泊まるような高級な部屋なんでしょうね。 娘は1年ぶりにおじいちゃん、おばあちゃんに会えてとっても喜んでいました。 しばらく部屋でくつろいだ私達は、Las Vegasの夜を楽しむ為に出かけることにしました。 |
私達は、娘が1ヶ月以上前から楽しみにしていた「M&M's」のチョコレートでおなじみの「M&M's World」へ行きました。 ホテルからはバスでも行けるのですが、バスを待っている時間がもったいなかったので歩いて行くことにしました。 あいにく、着いた時間が遅かったので「M&M's Academy」の最終には間に合いませんでしたが、館内にあるショップでショッピングを楽しむ時間はありました。 前回来た時は、とっても混んでいて思うように買い物が出来ませんでしたが、今回は、ハロウィングッツも並び前回見ることができなかったキャラクター商品も並んでいました。 館内でM&M'sのオリジナルビデオが放映されていました。 娘はその映像に夢中でなかなか離れようとはしませんでした。 このビデオが売られていると良かったのになぁ。と店内を探しましたが見つかりませんでした。 1本欲しくなるようなM&M'sキャラクターのかわいいビデオでしたよ! 1Fでは、M&M's のキャラクターと一緒に記念撮影してくれるところもあり、また新たな発見がありました。 残念ながら、娘が楽しみにしていた「M&M's Academy」を見ることは出来ませんでしたが、ちょっとは満足したみたいです。 子供を連れてLas Vegasへ行く時は、是非立ち寄ってみるといいと思います。 |
私達は、美味しい日本食を目指しストリップから少し離れたHOTEL SAN・REMOへ行きました。 このホテルは日本人経営のホテルで、「彩膳」という日本料理店あります。 主に寿司、刺身がメインのこの店は、ネタはカリフォルニアから空輸されており砂漠の真ん中と思えないほど新鮮というのが売りの様です。 日本から長時間飛行機に乗って来た両親には、日本食の方が食べやすいかなぁと思ったのですが、出てきたものはやっぱりアメリカンなものでした。 寿司は、ネタが乾いていてダラスで食べる寿司と変わらないものでした。 巻物は、やっぱりクリームチーズやアボカドが巻かれていて、日本食と聞いて期待していた両親には期待外れのものでした。 こういったものを食べ慣れている私達が食べても美味しい!と言えるものは少なく、昼食に食べた「HAMADA OF JAPAN」の方がましだったね。 と言えるようなものでした。 ここには、陽気なフィリピン人がいました。 日本語がそれなりに話せて、「私は巨人の王と友達です。」と言うんです。 「王は、今ダイエーだよ!」っていうツッコミが入ると、次は「坂本九とも友達だ。」と言い、いきなり歌を歌い出したりしてちょっとインチキっぽい感じでした。 知っている日本人はみんな友達って呼んでるって感じでした。でも、かなり古くないか〜… 日本食の美味しい店を探すのはやっぱり難しいのかなぁ。と改めて思いました。 |
私達は、ストリップの南にあるLuxor HOTELへタクシーで向かいました。 夕食後は、新フォーコーナー周辺の夜景を楽しむ予定でしたが、せっかくLuxorまたので「ツタンカーメン王の墓と博物館」を見ることにしました。 「ツタンカーメン王の墓と博物館」は、約15分のオーディオツアーで、日本語のテープも用意されているので英語が全く理解できない両親でも楽しんでもらえたと思います。 私達は、一度見ていたのでそれほどの感動はありませんでしたが、始めて見た人にとってはやっぱり見応えがあったようです。 前回は、日中Luxorを訪れたので夜ライトアップされたガラスのピラミッドは見ないで帰ってしまいました。 ピラミッドの先端からは空へ伸びる青白い光線が見えます。 古代エジプトでは死者の魂はピラミッド頂上から光に乗って天へ昇ると信じられていたそうです。 この光線は、31.5万ワットの強力なキセノンライトを照射していて、地球上で最も明るい人工光線だそうです。 16000mの上空でも新聞が読める明るさだなんて凄いですねぇ。 |
私達は、新フォーコーナーに並ぶホテルの夜景を眺めながら夜のラスベガスを歩きました。 このホテルのシンボルでもある自由の女神像は、高さ45.7mでニューヨーク港に建つ実物の約1/2の大きさです。 夜は、冠とたいまつに照明が入りいっそうリアルにその姿を現します。 女神の後ろには、レンガ色の移民博物館やグランド・セントラル駅、証券取引所などマンハッタンの歴史的建造物が建ち並んでいます。 これら低層の建物の背後には、エンパイア・ステート・ビル、クライスラー・ビル、センチュリー・ビル、シーグラム・ビル、AT&Tビル、CBSビル、ニューヨーカーホテルなど 摩天楼の12のビルが実物の1/3のサイズで再現されています。 ビルの間をマンハッタン・エクスプレスがループを描き、マンハッタンの街を駆け抜けます。 主人は、また今回も「マンハッタン・エクスプレス」に乗れずちょっと残念そうでした。 娘は、写真で何度も見たNewYork NewYorkの夜景をじっと見つめていました。 私達は、新フォーコーナーのタクシー乗り場からホテルへと帰りました。 Parisのエッフェル塔は、昼間見た時とは違い黄金色に輝いてとっても素敵でした。 ホテルの窓からは中庭とラスベガスの夜景を見ることができました。 明日はグランドキャニオンです。今日の疲れを残さないように私達はすぐ眠りにつきました。 |
私達は、グランドキャニオンツアーに参加するためにParis HOTELにある待合所へ向かいました。 朝7:50の集合はちょっと早くて朝食をとる暇もありませんでした。 まぁ、いつものことなんだけど朝はやっぱり慌ただしいです… 今回参加したツアーは、シーニック航空で行く「グランドキャニオン日帰りデラックスツアー」です。 何がデラックスなのかというと、日本語のガイドがついているということかなぁ。 グランドキャニオンのツアーはたくさんあるけど、遊覧飛行だけのツアーや、1日観光バスツアー、小型機によるツアーなど様々なツアーがありますが、思うように見つからなくて探すのが大変でした。 でも、車で5〜6時間かけて行くよりは断然!楽なツアーじゃないかなぁ。と思います。 送迎バスが私達が待つ待合所にやってくると、いよいよ旅の始まりです。 空港に着くと日本人しかいないのに驚きました。 機内全てが日本人だなんてそんなの初めて!のことでした。 今回の旅行からは、娘も2歳を過ぎたので一人前に子供料金をとられるようになりました。 私達は5人で参加だったので、席が1つ余っていたのでビデオ撮影ように席を1つ使って悠々と空の旅を楽しみました。 眼下には、巨大なフーバーダム、ミード湖が広がり、広大な砂漠地帯が望めました。 フーバーダムは、Las Vegasから南東に位置し、高さ223m、幅379mのアーチ式ダムです。 使用したコンクリートは、サンフランシスコからニューヨークまで2車線のハイウェイを敷くことの出きる量に相当し、 掘り出した岩は万里の長城を作れる量だとは驚きです。 ミード湖は、コロラド川に沿って長さ110マイル、湖岸線の総延長は550マイルを超える巨大な人造湖です。 フーバーダムによってできたこの湖は、ラスベガス市民の憩いの場となっています。 機内では、日本語のオーディオ観光案内が付いていて離陸から着陸までの間ヘッドフォンから聞くことができます。 ミード湖を過ぎると、少しづつ岩場が広がり雄大なグランドキャニオンが眼下に広がります。 その大きさは、壮大、雄大などという言葉ではとても表現できない想像を超えるものでした。 数億年という途方もない歳月が造り上げたこの大自然の造形美は、他では見ることの出来ないものだと言えるのではないでしょうか。 約1時間15分の空の旅は、セスナ機にしては静かで揺れも少なく思っていたより快適でした。 |
グランドキャニオンは、277マイル(446km)の長さ、最大幅18マイル(29km)の巨大な地表の割れ目で、この地形の形成にはおよそ300〜600万年の時がかかり、いまだに侵食によって形が変化しているそうです。 ヤバパイ・ポイント(Yavapai Point)は標高2,400フィート(731m)、サウスリムは標高およそ4,500フィート(1,371m)、ノースリムは標高およそ5,400フィート(1,646m)、 平均の深さはおよそ1マイル(1.609km)におよびます。 インナーゴージュの岩石形成は15〜20億年前のもので私達が知る限り最古のものです。 グランドキャニオンには70種の哺乳動物、250種の鳥類、25種の爬虫類、5種の両生類が棲息しています。 キャニオン南部のメキシコの砂漠からサンフランシスコのピークスで見られる北極アルペン気候まで、世界で認識されている7つの気候帯のうち6つが含まれます。 グランドキャニオンは峡谷を西に向かうコロラド川によって形成され、川は平均300フィート(91m)幅で(カイバブ サスペンションブリッジで計測)、 深さは100フィート(30m)、そして毎時4マイル(6.4km)の速度で流れています。 また、グランドキャニオン国立公園にはインディアン居住区があり、ホピ族、ナバホ族、ハバスパイ族、パイユート族、ファラパイ族の五つの部族が居住しています。 私達は、グランドキャニオン国立公園の中でも観光客が多く訪れると言われるサウスリムへ行きました。 サウスリムは、リムに沿ってビレッジから東西にドライブルートが延びています。 公園内は無料のシャトルバスが走っているのでそれを利用することが出来ます。 私達が見たポイントは観光バスでの移動だったので、広い国立公園のほんの一部に過ぎませんでした。 ビレッジ東端のヤバパイ・ポイント(Yavapai Point)からブライト・エンジェル・ロッジ(Bright Angel Lodge)まではトレイルが延びているので歩いてみることもできます。 高低差もあまりなく誰でも歩けるトレイルだそうです。 サウスリムのお勧めポイントは、いくつかありますが日の出を見るのに一番適しているのはヤバパイ・ポイント(Yavapai Point)です。 ここから眺める景色は、グランドキャニオンが神秘的に見える一瞬です。 1,600mを超える大岸壁を見上げるとさらに違ったグランドキャニオンの姿が見えてくるのでしょうが、今回は上から覗くだけでした。 谷底へ下りるトレイルはいくつかありますが、ビレッジにトレイル・ヘッドがあるのはブライト・エンジェルトレイル(Bright Angel Trail)だけです。 ここからは、ラバに乗って行くことができます。 私達はツアーに参加したため時間的余裕がありませんでしたが、機会があったら是非谷底から見上げてみるのもいいなぁと思っています。 |
私達が最初に訪れた先はブライト・エンジェル・ロッジ(Bright Angel Lodge)と呼ばれる展望スポットでした。 グランドキャニオンの気候は、ラスベガスより涼しくてこの時期を選んで本当に良かったと思います。 バスを降り、いざ、渓谷の縁に立ち足下に広がる景色を目の当たりにすると、その壮大で雄大な大自然の前では言葉を失ってしまいました。 写真で見るのとは違った大パノラマに誰もが感動すること間違い無しです! ここでは、とっても愛想の良いリスが餌目当てに顔を出します。 人間に対して全く警戒心がないようでとってもかわいいりす達でした。 空を見上げるとカルフォルニア・コンドルの姿を見ることができます。 コンドルには番号がふられていて、その番号は国立公園内で見つかったものの順に付けられているそうです。 グランドキャニオンの上空を優雅に舞うコンドルの姿はとても気持ち良さそうでしたよ。 |
次に向かった先は、ヤバパイ・ポイント(Yavapai Point)と呼ばれる展望台です。 ここは断崖絶壁で、一歩足を踏み外したら谷底へまっしぐら、ちょっと危険な場所です。 「よくこの場所で足を滑らせて怪我をする観光客がいるんだよ〜」とガイドさんが言っていましたが、ガイドさんが立っていた位置から谷底を覗くとちょっぴり足がすくんでしまいました。 でも、それは数ある渓谷の1つに過ぎず、周りにはもっと深い谷がたくさんあるのです。 ここで朝日が見れたらどんなにか素敵なことでしょうねぇ。 ほんのちょっとだけグランドキャニオンの自然に触れただけの私達の日帰りツアーでは、朝夕違った表情を見せる景色を見ようというのはむしのいい話しですね。 ヤバパイ・ポイント(Yavapai Point)には、グランドキャニオンの地理や成り立ちを解説する博物館があります。 ここでは、日本語吹き替えのビデオテープや写真集などを買うことが出来ます。 グランドキャニオンのお土産と言ったら、写真集やポストカードといったものがありますが、インディアンが作った工芸品もいろいろ売られていて見ているだけでも楽しめました。 工芸品には、ドリームキャッチャーや水晶のコースター、シルバーアクセサリーなどがありました。 ドリームキャッチャーにはアメリカン・インディアンに伝わるこんな伝説があるそうです。 「昔アメリカン・インデイアンのおばあさんの部屋のベッドの近くでクモが巣を作り始めました。 おばあさんはこのクモが巣を作るのをじっと観察しました。クモは数日かかって巣を完成させました。 ある日、孫が遊びにやって来てクモの巣を見つけ、クモを殺そうとしました。 おばあさんは孫に「かわいそうだから殺してはいけない」と言い止めました。 その後、クモがおばあさんに「助けてくれてありがとう。お礼によい夢を見る様にさせます。悪い夢は私のクモの巣で取り朝日に当て溶かします」と言いました。 これでおばあさんはよい夢を見ることが出来ました。」 こんな伝説がアメリカン・インデイアンに伝えられ、悪い夢が網にひっかかり良い夢だけが入ってきて、悪い夢は下にのびた羽の先から良い夢に変わって出てくると信じられているそうです。 ここを後にした私達は、ホテルのバフェで昼食をとりました。 ツアーに含まれている昼食はあまり期待しないでください。という注意書きがありましたが、昼食はBUFFETスタイルだったので、そんなにまずいという印象はなく美味しく頂きました。 今回、ツアーで立ち寄った展望台はブライト・エンジェル・ロッジ(BRIGHT ANGEL LODGE) と、ヤバパイ・ポイント(YAVAPAI POINT) の2箇所でしたが、天気に恵まれ素晴らしい絶景を見ることができ短いスケジュールではあったけど来て良かったなぁと思いました。 |
グランドキャニオンから帰ってきた私達は、送迎バスでホテルへ戻ってきました。 予定より早くホテルに到着した私達は、交代でカジノを楽しむ事にしました。 私達は、主人とおじいちゃんがスロットをやっている間ホテル内を散策していました。 Flamingo HOTELには広い中庭があり、このホテルの目玉とも言えるウォーターテーマパーク(プール)があります。 このプールはその規模や美しさもさることながら、内容においても非常に充実しており名実ともにラスベガス屈指の超豪華プールと言われています。 私達も一応水着の用意はしてきたのですがプールには入らず、中庭に造られたフラミンゴとペンギンのための楽園を眺めてきました。 暑さのせいかペンギン達は、ぐったりと眠っていましたが中には元気に泳ぐ姿を見せるペンギンもいてなかなか愛嬌があって可愛かったです。 Flamingo HOTELは、Circus Circus HOTELのような子供用のアトラクションというのは無く、主人達がカジノを楽しんでいる間の時間つぶしになるような場所はほとんどありませんでした。 似顔絵を書いてくれる所がありましたが思っていたより時間がかかりそうなので、Lindy'sで時間をつぶすことにしました。 夕食は主人達と一緒にする予定だったのでコーヒーと軽食を頼みました。 ダラスに住んでいても外食はいつも主人と一緒だったので、私がレストランで注文をしたりすることはまず珍しいことでした。 でも、それなりに英語が通じたみたいだし1年前では考えられなかったことです。 娘用に頼んだクリームソーダは、日本で出てくるグリーンのソーダとは違うものでした。もちろん、アイスクリームものっていません。 ちょっと茶色っぽい色をしたソーダだったので日本との違いに驚きました。 案の定、軽食を頼んだのに量はアメリカンサイズでポテトとホットサンドを1つ食べたらもう満腹! この後、夕食なんて絶対食べられない!って感じでした。 何にしようか迷ったわりには美味しいサンドイッチだったので良かったのだけど、全然軽食と言えないところがアメリカですね。 私達が食事を終えた頃、主人達はカジノを終えて戻ってきました。 おじいちゃんは、初めてやったカジノが楽しかったらしくとっても気に入っていました。でも、やっぱり勝てなかったみたいでまだやり足りない様子でした。 私達は、主人と交代しておばあちゃんを連れてカジノフロアへ行きました。 スロットは誰でも簡単に始められるので、スロット初心者のおばあちゃんでも十分楽しんでいました。 私達がやっていたのは、掛け金が一番安い5¢の釣りのスロットでボーナスゲームが出ると結構はまってしまうものでした。 私がやっていた台は、ボーナスゲームが出る確立の高い台でやり始めたらなかなかやめられない止まらない状態でした。 あのコインが落ちるジャラジャラって音がまたいいですよねぇ。 そんなこんなであっという間に時間は過ぎてしまい、主人達が食事をしているレストランへ行きました。 二人はまだ食事中のようで、二人で1本ワインを空けたらしくほろ酔い気分でいい感じに酔っ払っていました。 私達は、サンドイッチで夕食を済ませたというのに、二人はリブアイステーキにワインだなんてちょっと羨ましいじゃないですか〜 |
私達は、またParis HOTELへ戻ってきました。 今回の旅は、両親が泊まっているParis HOTELが取れなかった為Flamingo HOTELとParis HOTELを何度も行き来することになりました。 でも、そのおかげで前回は見ることが出来なかったParisの黄金色に輝くエッフェル塔を何度も見ることが出来たのです。 Paris HOTELには、エッフェル塔と凱旋門という圧倒的知名度を誇る二つの建造物が建っています。 エッフェル塔も凱旋門もフランスにある実物よりは小ぶりに造られていますが、その美しさは本場フランスのものを見ているような気分にさせられます。 特に黄金色にライトアップされた夜の姿はとっても綺麗で素敵な夜景を楽しませてくれます。 また、場所がフォーコーナーと呼ばれるラスベガスの中心地に近いこともあり、高さで勝るストラトスフィアタワーに代わって早くもラスベガス全体を代表するランドマーク的存在となっています。 このエッフェル塔の最上部には展望台があり、中心街から北へ数Kmも離れたストラトスフィアタワーの展望台よりもはるかに美しい夜景が楽しめると評判です。 私達もエッフェル塔の展望台から夜景を眺めることにしました。 あいにく、夜景を見たい!という人が多く、エレベータの前にはたくさんの行列が出来ていました。 展望デッキはとても混雑していましたが、Las Vegasの中心街をぐるり360度見渡すことができました。 Paris HOTELの向かい側では、Bellagioの噴水ショーが行われており、その光景を真上から望むことができました。 混んでなかったらもっと良かったのですが、Las Vegasの夜景を真上から見ることができてとても贅沢な気分になりました。 |
午前10時頃、おじいちゃんとおばあちゃんは私達の部屋へやってきました。 昨日、ほろ酔い気分だったので部屋までたどり着けるかちょっと心配していましたが、おばあちゃんはしっかりわかっていたようです。 いつものことなのですが、朝食はまだだったのでホテルのBUFFETで食べました。 もうすぐランチタイムという時間の朝食だったので席は空いていました。 窓からは中庭で水遊びをする鳥達の姿を見ることができました。禁煙席を選べばフラミンゴを眺めながら食事をすることも出来ます。 ここのBUFFETは、サラダが少なくパンも固めであまり美味しい朝食ではありませんでしたが、シェフが焼いてくれたオムレツはとても美味しかったです。 私でも簡単にオムレツに入れる具を選んで頼むことができました。 遅い朝食を済ませた私達は、ホテルから歩いても行かれるForum Shopsというショッピングモールへ出かけました。 建物そのものにも非常に手の込んだ工夫がなされていて、ショッピング街全体の構造は完全なインドア設計になっています。天井はあたかも自然の空であるかのように造られており、時間とともに青空、夕焼け空、星空と変化します。 また、噴水広場では2つの無料アトラクションが1時間ごとに上演されています。 「フェスティバルファウンテンショー」 は、噴水の真ん中にドッシリと鎮座した大理石か石膏で出来たように見える人間の像が、突然音楽に合わせてクニャクニャと動き出すという単純なものです。 また、「アトランティス」は火、水、煙、光、音を使ったハイテクアトラクションが楽しめます。 私達は、日本へのお土産を探しにForum Shopsへやってきました。 「The Endangered Species Store」には、アニマルグッツがほとんでちょっとしたお土産になりそうなものが揃っています。 「The Disney Store」には、おなじみディズニーキャラクターグッツが揃っていて、早くもハロウィン用のコスチュームも売られていました。 「West of Santa Fe」には、民芸品やカウボーイハット、シルバーアクセサリーなどのアメリカのお土産屋といった感じの店です。 他にも、「GUESS ?」、「GUCCI」、「FENDI」、「GAP」 などのテナントも入っています。 私達は、買い物を済ませると一度ホテルへ戻りました。 おじいちゃんは、まだカジノがやり足りないようだったので私達が休んでいる間、思う存分カジノをやらせてあげることにしました。 Paris HOTELの中にあるコーヒーショップでコーヒーとケーキを買いました。 ケーキは見るからに、アメリカで売られているものとは違った上品な感じのするものが揃っていました。 私達は、部屋に帰り少しだけのんびりとした時間を過ごしました。 ケーキのお味の方は? 甘過ぎず日本人の口に合ったとっても美味しいケーキでした。こんなに美味しいケーキは、アメリカに来てから一度も食べたことがありませんでした。 私は、1年ぶりに食べた美味しいケーキに感激でした。 私達が幸せな一時に感動している間、おじいちゃんは$1スロットにはまっていたそうです。 でた〜!と喜んでいましたが、$1スロットは出ると大きいかもしれないけれど、使った額はその倍じゃぁすまなかったんじゃないかなぁ? |
おじいちゃんもカジノを十分楽しんだようだったので、私達はTreasure Island へタクシーで向かいました。 このホテルは、「海賊船の戦い」 (The Buccaneer Bay Show)というアトラクションが有名で、前回は雨天の為に見れなかった心残りのショーなのです。 やっぱりショーを見るには暗くなってからの方がいいので、先に夕食を済ませることにしました。 おじいちゃんの希望もあって、夕食はアメリカンバーガーの食べられるレストランに決まりました。 さすがに大きなハンバーガーが目の前に現れた時は、その大きさに驚いていたようです。 私にはどうしてもアメリカンバーガーは食べきれないので、軽食はないかなぁ。と探しましたが、どれもビックサイズなのでピザを頼むことにしました。 いつもなら、1枚のピザを娘と3人で食べてサラダを頼むとちょうどいいかなぁ。という量なので、一人で1枚は絶対食べれるものではありません。 ここで、フローズンマルガリータを頼みました。おばあちゃんは初めて飲んだそうです。私としては、やっぱりフローズンマルガリータはメキシカンの店で飲んだ方が美味しいなぁと思いました。 Cancunで飲んだフローズンマルガリータの味は忘れられません。 お腹もいっぱいになってホテルの外に出てみると、そこはショーを見る人で凄い混雑していました。 ちょうどショーが始まるところだったので、少しでも見えるところに移動しようとしましたが、全く前には進めず、おまけにアメリカ人は背が高いときていてあんまりよく見えませんでした。 ストーリーは、海賊達のアジトがあるバッカニア湾で、海賊達が各地で強奪した品々を帆船イスパニョーラ号から下ろしています。 そこへ右手の方からイギリスの軍艦プリタニア号が現れ、海軍将校が観念して降伏するようにと海賊達に告げます。 しかし、海賊のキャプテンが俺達が受け取るのは食料とラム酒と宝だけだ!と降伏を断った為、ブリタニア号の大砲が火を噴き、激しいバトルが始まります。 戦況はブリタリア号が圧倒的に優勢で、海賊船はデッキやメインマストにも大砲が命中し海賊達は次々に海へ放り出されます。 ボロボロになった船上にはキャップテン一人が残ります。イギリス将校はとどめの一発を弾丸庫に撃ち込みます。 海賊船は火の海と化し煙の渦に包まれます。キャプテンは、デッキでくすぶっていた導火線をつかむと最後の望みをかけて大砲に押し込みました。 これが見事ブリタリア号の弾丸庫に命中!海賊達の大逆転でブリタリア号は、海の中へと消えて行きます。 最後の最後で海賊が勝ってしまうあたりが、なかなか良かったです。 海賊船が炎上し、ブリタリア号が沈没する姿はとても迫力があって見応えがあります。 ただ、こんなに混んでいるとは思ってもみなかったので場所取りは絶対必要だなぁ。と思いました。 私達が見た時間はpm8:30からのショーだったので、次はpm10:00まで見ることが出来ず、もう少し早く場所取りができたらなぁと思うととても残念です。 |
MIRAGE HOTELは、Treasure Island の隣にあるホテルなので歩いて行くことができます。 ただ、Treasure Island で 「海賊船の戦い」 (The Buccaneer Bay Show)が終わった直後は歩道が大変混雑していてなかなか前に進めませんでした。 MIRAGEのショーと言えば「VOLCANO」が有名で、高さ16mの火山が15分ごとに噴火し真っ赤な炎と溶岩が高く噴き上がり、溶岩流となってラグーンへ押し寄せあっという間に一面火の海になります。 噴火が終わると火山は穏やかな滝へと姿を変えます。 ここは、頻繁に噴火ショーが行われている為場所取りをすることもなく見ることができます。 今回は、ストリップ側から「VOLCANO」を見たので前回に比べて迫力があったように思います。 私達は、ストリップをホテルへ向かって歩きました。 日本からツアーできた両親は、明日の朝にはLas Vegasを発ちます。あっという間の3日間で娘はすっかりおばあちゃんに慣れた頃でした。 もう少しゆっくりできれば良かったのですが、早朝の出発ということもありホテルの前で別れました。 今度は、是非ゆっくり休みを取ってDallasに遊びに来て欲しいと思います。 |
おじいちゃん、おばあちゃんは今ごろロス行きの飛行機の中かなぁ。と思いながら私達は、チェックアウトまでの時間を部屋でのんびり過ごしました。 シャトルバスが迎えに来るまでの時間はまだたっぷりあったので、チェックアウトを済ませるとホテルのベルボーイに荷物を預け、最後にもう一度日本食を食べてから帰ることにしました。 「HAMADA OF JAPAN」には、来た時よりも日本人の客が多く、隣のテーブルにはシャネルやグッチなどの紙袋をさげた日本人の姿がありました。 私達は、ちょっと贅沢に刺身定食と天ざるを頼みました。 HOTEL・SAN REMO の「彩膳」よりはネタが新鮮で、そばもとても美味しかったので大満足でした。 Flamingo HOTELには、これといって時間がつぶせるような場所がないため、カジノでもやろうかなぁ。と思っていたのですが、娘が言った「エムズ行こうよ〜」の一言で、最後にもう一度「M&M's World」へ行く事にしました。 「M&M's World」へは初日に行ったのですが、「M&M's Academy」を見ることが出来なかったので時間つぶしにはちょうど良かったです。 「M&M's Academy」の内容は、前回見たものと全く変わっていませんでしたが、内装は少し新しくなっていて、3Dシアターに入る前にお姉さんが現れ、お客の中から博士を選ぶように内容が多少変わっていました。 そのお姉さんは凄いハイテンションで歌をうたっていました。 館内のあちこちに、映画のパクリのようなM&M'sキャラクター出演のポスターが並んでいました。 「Coming soon!」と書かれていましたが、いずれ上演されるのかは不明です。 でも、いろいろな映画のパクリでもM&M'sのキャラクターが出演していたら子供達にはうけそうですね。 |
「M&M's World」を出た私達は、まだ少し時間があったのでお隣の「World of Coca Cola」へ入りました。 1・2階には、コカコーラのロゴ入りグッヅがずらりと並び、クラシックなデザインや赤地に白いロゴマークが広いフロアいっぱいにあふれていました。 2階では、1本50¢でコカコーラが飲めます。 ここの4階には、「コカコーラ博物館」があり、1階でチケットを買うと高さ30.5mの世界一大きなボトルに案内されます。 この中は実はエレベータで乗り込むとコークをグラスに注ぐシュワーッという炭酸が弾ける音が流れるそうです。 「コカコーラ博物館」には、コカコーラの誕生の秘密などコカコーラに関する品物や話題が紹介されています。 私達は、コカコーラの誕生にはあまり興味がなかったので博物館には入りませんでした。 でも、十分時間をつぶすことができ、そこからFlamingo HOTELまで歩いて行くともうシャトルバスが迎えに来る時間になっていました。 3泊4日の旅は、2度目の私達にはちょうどいい時間でした。 でも、私達はLas Vegasの街を全て歩いたとは言えません。1、2度訪れただけでは遊びきれないほどこの街は人を引き付けるものを持っています。 今回の旅は、Las Vegasの中心街とも言えるフォーコーナーにあるホテルに泊まった為、歩いて移動することが多く、妊婦の私にはちょっぴりハードな旅でした。 それでも、前回は時間的に余裕がなく諦めたグランドキャニオンに行くことが出来、とても充実した旅になったと思っています。 娘も前回来た時よりもより少し成長した為、娘の目から見てもLas Vegasの旅はいい思い出になったことだと思います。 私達のLas Vegasの旅はこれでおしまいですが、またいつかLas Vegasを訪れる機会があれば、今度は是非ギャンブルツアーを実行したいものです。 |